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7月の大雨 農林水産被害 約24億円に さらに増える見通し

2021年07月13日16:06:32

更新日時:2021年07月13日16:06:32

今月、各地で相次いだ大雨による農林水産関係の被害額は、これまでに確認されただけでおよそ24億円に上っています。被害額はさらに増える見通しで農林水産省は被害状況の把握を急いでいます。

農林水産省によりますと、今月に入ってから各地で相次いだ大雨による農林水産関係の被害額は、これまでに26の都府県で合わせておよそ24億円に上っています。

具体的には、静岡や長野、鳥取など西日本から東日本の広い範囲で農地に土砂が入ったり、ため池の一部が壊れたりする被害が出たほか、浸水による農作物や畜舎の被害も各地で確認されているということです。

ただ記録的な大雨で大規模な土石流が起きた静岡県などでは被害の全容が分かっておらず、調査が進んでいない地域もあるため被害額はさらに増える見通しだということです。

農林水産省は、被害が出た地域に職員を派遣して復旧に向けた技術的な支援を行うとともに、被害状況の把握を急ぐことにしています。

野上農林水産大臣は、13日の閣議のあとの記者会見で「現地との連絡を密にして被害状況を速やかに把握し、農林水産業への影響を最小限にするよう対応したい」と述べました。