具体的には、静岡や長野、鳥取など西日本から東日本の広い範囲で農地に土砂が入ったり、ため池の一部が壊れたりする被害が出たほか、浸水による農作物や畜舎の被害も各地で確認されているということです。
ただ記録的な大雨で大規模な土石流が起きた静岡県などでは被害の全容が分かっておらず、調査が進んでいない地域もあるため被害額はさらに増える見通しだということです。
農林水産省は、被害が出た地域に職員を派遣して復旧に向けた技術的な支援を行うとともに、被害状況の把握を急ぐことにしています。
野上農林水産大臣は、13日の閣議のあとの記者会見で「現地との連絡を密にして被害状況を速やかに把握し、農林水産業への影響を最小限にするよう対応したい」と述べました。
2021年07月13日16:06:32 