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「復興五輪」のモニュメントお披露目 岩手 宮城 福島3県で制作

2021年07月13日16:06:24

更新日時:2021年07月13日16:06:24

東京オリンピック・パラリンピックが大会理念に掲げる「復興五輪」の取り組みとして復興を後押ししようと、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島の3県の中高生からこれまでの支援に対する感謝やアスリートへの応援メッセージなどが記されたモニュメントがお披露目されました。


このモニュメントは東京大会が理念に掲げる復興五輪の取り組みとして復興を後押しするため被災地からの感謝を世界に伝え、スポーツの力を被災地に届けようと、岩手、宮城、福島の3県でそれぞれ1体ずつ作られました。

高さは2メートル余りで東京藝術大学の学生がデザインを考え、材料の一部には被災地の仮設住宅の資材が再利用されています。

そこに3県の中高生が書いたこれまでの支援に対する感謝の気持ちや、選手への応援メッセージなどが記されています。

13日都内で開かれたお披露目式にはリオデジャネイロ大会のバドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得し、中学と高校時代を宮城県で過ごした高橋礼華さんが出席し「震災は忘れてはいけない出来事なので、オリンピック、パラリンピックが被災地やコロナ禍で苦しんでいる方の希望の光になれば」とあいさつしました。

復興モニュメントは、大会期間中は国立競技場近くに設置され、終了後に東京大会に参加する選手たちがメッセージを加えて、12月には3県に移設されることになっています。