一方、上空の寒気や暖かく湿った空気の影響で、西日本から北日本にかけての広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっていて、各地で雨雲が発達しています。
1時間の雨量は午後3時までに
▽山形県上山市で46.5ミリ、
▽宮崎県都城市で31.5ミリの激しい雨が降りました。
また、午後3時半までの1時間には群馬県桐生市で33.5ミリの激しい雨を観測しました。
これまでの雨で、山形県、鹿児島県、鳥取県、それに広島県では、土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
大気の非常に不安定な状態は13日夜遅くにかけて続き、関東甲信や東海、北陸、それに東北では雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
上空の風が弱いため雨雲が発達すると同じ場所にとどまりやすく、局地的には予想を上回る雨の量になるおそれがあります。
気象庁は土砂災害や川の急な増水、低い土地の浸水に警戒するとともに落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」にも十分注意するよう呼びかけています。
晴れていても天気が急変するおそれがあり、急に冷たい風が強く吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物に移動するなど安全の確保を心がけてください。
大気の不安定な状態は16日ごろにかけて続く見込みで、最新の気象情報を確認するようにしてください。
2021年07月13日16:05:18 