10歳のとき網膜はく離のため失明し、全盲の唐澤選手は伴走者のガイドを受けながら、レース中盤まで同じく東京パラリンピックの代表に内定している和田伸也選手の後ろにつき、余裕を持ってレースを進めました。
そして4000メートルすぎから長いスパートをかけて和田選手を振り切り、そのままペースを上げて、世界記録を1秒13更新する15分9秒94でフィニッシュしました。
このクラスの世界記録の更新は、2004年のアテネパラリンピック以来17年ぶりです。
唐澤選手は前回、2016年のリオデジャネイロ大会で同じ視覚障害の選手が活躍する姿を見てパラ陸上を始め競技歴はまだ5年ですが、一躍東京パラリンピックの金メダル候補に名乗りを上げました。
2021年05月16日18:30:01